2011年

土を残したほうが

敷地に対する建物の置き方に興味があります。

 

車を運転していて新興住宅地に建つ建て売りなんかを

見かけるとがっかりすることが多くて、

「この住宅地、あんまり住み心地良くなさそう、、、」

と思ってしまいます。

ギリギリまで小さく区画された敷地に、隣地境界線ギリギリ

までの家を建てて、

お金に余裕のある人は隣地との境に塀を造って。

それでも少し余った部分はせいぜい駐車スペースか、

物干し竿が狭そうに置かれているくらい。

残った地面にはコンクリートを流して、

草木も生えない、なんというか息が詰まりそうな環境です。

(諸事情あるのはわかりますが。)

 

だから僕はプランニングの時、土の部分をどう残すか?

ということを考えるようにしています。敷地や建物の大小に

関わらず、街並みに土の部分をどう残すか。。。

家に居ると、窓から見える草木の育ち方が

楽しみになるような。

道を歩いている人も、草木が育つのを待ち遠しく

なるような。つい立ち止まってしまうような。

そんな建物の置き方、余白の残し方。

 

敷地いっぱいに建物を建てるより、

小さな家をつくって余白をできるだけ残して、

建物が木々に囲まれているような気持ち良さを

味わえたほうが、ずっと開放的でおおらかな

暮らしができると思うんです。

 

もしも僕が親なら、そんな環境で子供を育てたいし、

もしも僕が子供なら、そんな環境で育ちたいと思います。

 

すごく個人的な感覚ですが・・・。

 

葛西 瑞都