2012年

間取りの重心のこと

「東城北の家」には、15㎡くらいの中庭があります。

↓は現場の様子。

 

↑5/24現在の様子。

リビングと同じ幅の大きな窓で繋がっていて、

窓の向こう側まで空間が続いているような

居心地です。

現場に通っているうちに気付いたことがあって、

例えば普通の部屋で壁や天井を眺めると

部屋の真ん中が空間の重心になって、内部だけで

空間の大きさが完結してしまうのですが、

「東城北の家」のリビングは常に中庭を感じながら

生活することになります。すると空間の広さが内部だけで

完結しないで、外側までふわ~っと続いていく感覚に

なります。その時、空間の重心は内部から外部へと

ずれていって、この中庭が生活の一部としてアクティブに

使われるような空間になることを期待しています。

日光も風も雨も街の音も自由に入り込んできて

内部の様には制御しきれない空間だからこそ、

住む人が「どう使おうか?」と自ら考えて生活の

中にたくさんの楽しい選択肢が生まれればと

考えています。

葛西 瑞都