「東城北の家」には、15㎡くらいの中庭があります。
↓は現場の様子。
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↑5/24現在の様子。
リビングと同じ幅の大きな窓で繋がっていて、
窓の向こう側まで空間が続いているような
居心地です。
現場に通っているうちに気付いたことがあって、
例えば普通の部屋で壁や天井を眺めると
部屋の真ん中が空間の重心になって、内部だけで
空間の大きさが完結してしまうのですが、
「東城北の家」のリビングは常に中庭を感じながら
生活することになります。すると空間の広さが内部だけで
完結しないで、外側までふわ~っと続いていく感覚に
なります。その時、空間の重心は内部から外部へと
ずれていって、この中庭が生活の一部としてアクティブに
使われるような空間になることを期待しています。
日光も風も雨も街の音も自由に入り込んできて
内部の様には制御しきれない空間だからこそ、
住む人が「どう使おうか?」と自ら考えて生活の
中にたくさんの楽しい選択肢が生まれればと
考えています。
葛西 瑞都
2012年5月24日 (木曜日)