妄想から現実へ変わる瞬間の楽しさ

全てのプロジェクトがそうですが、

はじめはふわっとした妄想の様なものから

スタートして、建て主さんと打ち合わせを

重ねていく中で少しずつ

形が手にとるようにわかってきて、

大きな模型を眺めることで

実際のスケール感覚を感じることが

できるようになります。

そして工事が始まると、今までは

頭の中にしかなかったイメージが実寸大で建ち上がります。

実際に歩きまわったり、2階から内庭を見下ろしてみたり、

遠くの景色を眺めたり、風を感じたりできます。

着工前までは完成形ばかりを執拗に想像していた僕にとって、

現場はどこか完成形の面影があって既視感のようなものを

感じると同時に、新しい発見にもあふれていて、

それがすごく楽しいのです。

そして多分それは建て主さんも一緒のことで、

何ともいえない高揚感を共有しながら現場が

進むのをみんなで楽しんでいます。

これからは建て主さんが主役で、

様々な悩ましい決断の連続が待っています。

僕は相変わらずオマケとして、頑張ります!笑

葛西 瑞都