建て主さんのご厚意により、弘前市の「清原の家」の
オープンハウスを開催することになりました!
現場は大工さんが四苦八苦しながらも着々と進行中で、
今回は僕のお気に入りの空間である渡り廊下について
時系列の写真でご紹介します!
初めはまだ屋根の骨組みの状態。
気密シートが貼られ、、、
断熱材が吹き込まれています。
屋根の大きな建物なので屋根面の断熱は特に重要です。
石膏ボードが張られるとかなり空間として感じられるようになりました。
3つあるトップライトはそれぞれ3本の柱の正面に配置されています。
そして天井にシナベニヤが張られました。
外に見える縁側の天井がそのまま内部へスッと繋がっていて、
視線も天井を伝って自然に外へと繋がっていきます。
面白い発見がありまして、トップライトによって柱が照らされて、
柱付近の天井面が光っていますね!
昼間だけに現れる自然の間接照明です。
床にウッドデッキ材が敷かれ、、、
後は手摺をつくって大工工事は完了です!
渡り廊下を下から見上げるとウッドデッキがズラッと並びます。
言葉で説明するのが難しいのですが、なぜか僕はこの渡り廊下に
魅かれています。現場に行くたんびに理由を考えているけれど。
最近の仮説は、この空間は色んなものが近いから。です。
2階なのに居間にいる家族と近い。
建物の主役である屋根と近い。
トップライトのおかげで空とも近い。
少し視線を落とすと縁側が近い。
ただの移動空間なのに、この建物の良い所を一気に体感できる
ような贅沢さがあるように思います。
3人の子供達も、きっとこの廊下は大好きに違いない。。。
おまけになりますが建築の一部としてつくったダイニングテーブルも。
1m×1.5mの大きな天板で、柱に取り付けているので脚がありません。
天板の下では大工さんが黙々と作業中。
子供が頭をぶつけそうな角は少しまぁるく。
初めは妄想だった、脚を立てないようにしたいという僕の妄想が
大工さんの知恵と経験を大いに借りてなんとか完成できました。
仕上がりはとてもシンプルですが見えないところで色々と
細工されたお気に入りの家具です。
さてそんな「清原の家」のオープンハウスですが、
3月の18日(土)と19日(日)の2日間行います!
近日中に詳しくご案内しますがホームページ上では
住所や地図を公開しないため、見学をご希望の方は
お電話やメール等いただければと思います。
さてこれから現場は終盤、完成が楽しみです!
葛西 瑞都
2017年2月24日 (金曜日)