先日建て方が行われた弘前市にある
「泉野の家2」の現場の近況を
ご紹介します!
この住宅はシンプルな外観とは裏腹に
屋根の架かったスキップフロアの
テラスや坪庭、
大スパンの梁が整列するガレージ、
いつも通り現しの多い構造材、
充填断熱+外断熱の付加断熱の
複雑な構成など、
大工さんにとってはとても難しい現場です。
僕はほとんど毎日楽しく現場に足を運んでいますが、
やっぱり建築の現場は良いんです!
頭の中のイメージが具現化していく楽しさもあるし、
その場所、そのタイミングでしかわからない発見も
ありますし。
まずはアプローチ部分の写真です。
コンクリート土間に傾斜がついているので、
道路からの入り始めは高かった天井高が
玄関扉の部分では2.2mくらい。
街のスケールからヒューマンスケールに
変化するのが公私が切り替わる感じがして、
とてもお気に入りのアプローチです。
一気に2階のLDKへ。
段々テラスと大開口で繋がっています。
なんだかもう住めちゃう位の快適さで、
カーテンとは無縁な空間になりそうです。
窓から外に出て段々テラスへ↓
なんとな~く段々の形状がわかるでしょうか。
下が完成イメージ。
そして最後は1階の洗面スペースへ↓
洗面スペースは1階のほぼ中心の位置に
あるのですが、天井付近に段々テラスと繋がる
ハイサイドライトを設けています。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、
横長の木枠の向こうが段々テラス。
さらにその向こうにはテラスの壁にあけられた
開口から空が見えるのです!
通常建物の中で最も暗くなりがちな
1階の中心が、段々テラスと繋がることで
明るく視線が空まで抜けています。
この窓から空が見える事がわかった時は、
建て主さん共々とても盛り上がりました!
これからまだまだ難しい課題が山盛りの
現場ですが、僕のテンションと大工さんの
腕前が少しでも伝われば嬉しいです!
葛西 瑞都
2018年6月 3日 (日曜日)