現在進行中の方々やOBさんにはハガキで
お知らせもしましたが、やっとのことで
移転が終わった新しいオフィス&ギャラリーの
見学会を開催致します。
9月1日 10:00~18:00
弘前市大字上瓦ヶ町11-2 スペースデネガ内
(敷地内の駐車場が使用できます)
![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20190801.jpg)
前にこのプロジェクトについてブログに書いてから、
2つのポイントが大きく変わりました。
1つ目は、使用した材木について。
当社で進行中のプロジェクトの中で
解体予定の建物の持ち主さんに
お願いして古い材木を譲っていただいたのですが、
他の現場で解体する建物の物も使わせていただける事になり
築年数が約30年、60年、100年の3種類の古材を
入手できることになりました。
![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20190802.jpg)
100年前の材木は当時使われていた囲炉裏の煤で真っ黒でしたが、
そのおかげでとても良い状態でした。
現場から運んだ材木を刻んで、
![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20190803.jpg)
洗って、
![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20190804.jpg)
乾かして研磨しました。
木肌には当時の大工さんが手作業で削った「ちょうな掛け」の跡が
残っていて、ウロコの様な模様が良い感じです。
![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20190805.jpg)
それを積み木の様に積み上げて、大きな本棚の完成。
![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20190806.jpg)
![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20190807.jpg)
もう1つ変わったポイントは、打ち合わせ用テーブルのデザインです。
模型の段階では鏡を使ったものでしたが、
いざ造り始めたタイミングで
mizuiro architects としてのオリジナリティが欲しくなってしまい、
急遽変更しました。
![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20190808.jpg)
![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20190809.jpg)
古材で組んだ深さ70mmの天板の底に石を敷き詰めて、
いっぱいまで水を張った大きな木桶の様なデザインです。
![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20190810.jpg)
フラットな水面の上に図面や模型を置いて打合せをします。
初めての人はきっと誰もが底を覗き込みたくなる。。。
仕上げに古い蛇口を立てて完成しました。
![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20190811.jpg)
たくさんのエポキシ樹脂と石と木材で造られたこのテーブルは
100kgくらいの重さになってしまいましたが、
古材とみず色の水面、、、この空間だけに似合うテーブルが出来ました。
ということで、ぜひオープンオフィスにて実物をご覧下さいね!
ちなみに当日は、当社で手がけた2つのカフェ、
青森市浪岡の「羅針盤」さんと
弘前市百沢の「LITTLE NOOK」さんからの
素敵なお土産もご用意しております。
お気軽に遊びに来て下されば嬉しいです!
葛西 瑞都
2019年8月23日 (金曜日)