三沢市にご夫婦とお子様1人が暮らすための住宅を
計画しています。
敷地は山の斜面を開発した住宅地の末端にあり、
目の前には桜の公園、その向こうに山並みと
空の風景が広がっています。
自然に下階に寝室と水廻り、上階に居間のあるプランに
なっていきました。
2階には1/3を占める大きなウッドデッキのテラスをつくって
風景の環境をぐっと暮らしに引き込みます。
テラスは床の高さを下げることで
手すりが居間の床と同じくらいの高さになる。
それによって居間と風景がダイレクトに繋がる。
建物と同じ間口の大階段はそのまま
何人でもどこでも座れるベンチになります。
テラスの下部は同じ大きさのエントランス。
テラスのすのこ床がそのままエントランスの天井に
なっていて、千切りの明かりが差し込む不思議な空間。
木造の構造がそのまま空間を感じる意匠になって、
さらにそのまま外観に現れていく。
内装は床も壁も天井も木製で、
構造も仕上げも家具もみんな一緒に空間をつくっていきます。
暮らしと建築が上手く混ざり合って、「建物」というよりは
「巣」のような住空間になると楽しいと思います。
これから工事が始まっていきます!
(ちなみにこちらの模型は7月18、19日の「城東の家」の
オープンハウスにて展示致しますのでお楽しみに!)
葛西 瑞都