2019年

丘の上の木の下のカフェ

投稿日:

「Works」に新しいプロジェクトを掲載しました。

 

 

河川のほとりにある、リンゴ畑だった800㎡程の

敷地に建つ住宅兼カフェです。

大雨により近くの河川が氾濫した場合に2mの高さまで

浸水するおそれのある地域ですが、同時にその河川は

地域全体にのどかで魅力的な雰囲気をつくりだしています。

この場所に、元々そこにあったように自然で、

でもあまり見たことがないような不思議な風景を

つくりたいと考えています。

 

 

はじめに敷地の半分以上の面積に土を盛って、

高さ2mの丘をつくります。

てっぺんには大きなケヤキの木。

ケヤキの木を囲うように

大屋根の小さな建物を置いて出来上がり。

斜面には補強用の芝やクローバーの種を撒きます。

ったらかしにしておけば河川敷のように

自然な緑地が出来ていく。

 

 

カフェのお客さんは2mの高低差を

テクテク上がってアプローチします。

たった2mでも視点が上がるのは新鮮で、

子供が大人を見下ろしたり、遠くまで景色が

開けたり、斜面に並んで座ったり。

 

 

丘や木の静的な雰囲気と、

訪れる人達の動的な雰囲気が一緒にある。

のどかであたらしい風景が生まれていくことを

目指しています。

 

葛西 瑞都

2019年

住宅雑誌 Replan(リプラン)に「在府町の家」が掲載されています。

投稿日:

「在府町の家」が掲載された住宅雑誌リプランが

本屋さんに並んでいます!

今号のテーマは「ここで暮らす価値」。

「在府町の家」は空から見下ろすと内より外の方が大きい、

外部が暮らしの真ん中にある住宅です。

こじんまりとした内部と、とても開放的な外部。

建て主さんに合わせてつくったこの環境は

「ここで暮らす価値」というテーマに上手く

答えている実例のひとつのような気がして、

僕としてもお気に入りの誌面になりました。

 

本屋さんで見かけたら、ぜひご一読を!

 

葛西 瑞都

 

2019年

新しいギャラリー&オフィス「mizuiro gallery」見学会のお知らせ

投稿日:

現在進行中の方々やOBさんにはハガキで

お知らせもしましたが、やっとのことで

移転が終わった新しいオフィス&ギャラリーの

見学会を開催致します。

9月1日 10:00~18:00

弘前市大字上瓦ヶ町11-2 スペースデネガ内

(敷地内の駐車場が使用できます)

前にこのプロジェクトについてブログに書いてから、

2つのポイントが大きく変わりました。

 

1つ目は、使用した材木について。

当社で進行中のプロジェクトの中で

解体予定の建物の持ち主さんに

お願いして古い材木を譲っていただいたのですが、

他の現場で解体する建物の物も使わせていただける事になり

築年数が約30年、60年、100年の3種類の古材を

入手できることになりました。

100年前の材木は当時使われていた囲炉裏の煤で真っ黒でしたが、

そのおかげでとても良い状態でした。

現場から運んだ材木を刻んで、

洗って、

乾かして研磨しました。

木肌には当時の大工さんが手作業で削った「ちょうな掛け」の跡が

残っていて、ウロコの様な模様が良い感じです。

それを積み木の様に積み上げて、大きな本棚の完成。

もう1つ変わったポイントは、打ち合わせ用テーブルのデザインです。

模型の段階では鏡を使ったものでしたが、

いざ造り始めたタイミングで

mizuiro architects としてのオリジナリティが欲しくなってしまい、

急遽変更しました。

古材で組んだ深さ70mmの天板の底に石を敷き詰めて、

いっぱいまで水を張った大きな木桶の様なデザインです。

フラットな水面の上に図面や模型を置いて打合せをします。

初めての人はきっと誰もが底を覗き込みたくなる。。。

仕上げに古い蛇口を立てて完成しました。

たくさんのエポキシ樹脂と石と木材で造られたこのテーブルは

100kgくらいの重さになってしまいましたが、

古材とみず色の水面、、、この空間だけに似合うテーブルが出来ました。

 

ということで、ぜひオープンオフィスにて実物をご覧下さいね!

ちなみに当日は、当社で手がけた2つのカフェ、

青森市浪岡の「羅針盤」さんと

弘前市百沢の「LITTLE NOOK」さんからの

素敵なお土産もご用意しております。

お気軽に遊びに来て下されば嬉しいです!

 

葛西 瑞都