半年振りの「中野の家」

昨年の11月にお引渡しをした「中野の家」に、

見学がてら点検をしに行ってきました。

僕は元々お引渡し後に建て主の方がどんな

風に暮らしているかとても興味がありました。

さてさて、夕方の6時頃に到着。。。

薪割り前の丸太が山積みになっていました!

これはさぞ素敵な暮らしをしているに違いないと、

ワクワクしながらインターホンを押すとご主人が

出迎えてくれました。奥様はまだお仕事で

娘さんはまだ保育園とのこと。それでは中へ。。。

オーロラのようなゆらめきが特徴の薪ストーブ

(ネスターマーチン)に火が灯っていました。

この時点で僕はかなり舞い上がっていましたが、

2階のリビングへ。

まるで小さな音楽スタジオのようなスペース。。。

テレビの両脇にはハコだけ製作させていただいた

ご主人手作りのスピーカーが鎮座しています。

空間全体に広がるBGMの中少し右に視線を移すと、、

1階から立ち上がる大きな壁面棚には、娘さんの

工作作品やかわいい雑貨、マンガ等が並べられて

いました。一つひとつの置き物が専用の小部屋で

くつろいでいるような楽しい風景です。

この壁面棚の下の方はキッチンから使う背面棚に

なっていて、、、

奥様お気に入りのスターバックスコーヒーの

タンブラーがたくさん並べられてありました。

これだけ大きな棚に色とりどりの置き物が

並べられていると、その時々の置き物や配置で

空間全体の雰囲気が変わっていくだろうなぁと

楽しく妄想してしまいます。お引渡しから半年

足らずでこんなに住みこなしていただいて、

本当に嬉しい気持ちになりました。

雪が無くなったら庭づくりもお手伝いする事に

なっているので、暖かくなってからも楽しみです!

葛西 瑞都

 

「高田の家」の近況。

23日のオープンハウスに向けて、

慌しく現場の作業が進んでいます。

↑中庭ではコーキング作業が。

色々な業者が出たり入ったりです。

↑こじんまりとした書斎では本棚の塗装中。

↑玄関からとても明るい中庭を見ています。

内部と外部の明るさが違いすぎて、写真では

雰囲気が伝わりづらいです。

↑子供部屋からは子供たち専用の中庭へ

出ることができます。

↑今回初めて、踏み板が互い違いになった階段を

設計しました。上部にはロフトがあります。

↓次は屋根の上へ。

屋根に上がると大きな平屋に対する中庭の

配置が良くわかります。早く足場を外したいです。

5つある中庭のうちのひとつには、小さな

テラスがつくられています。亜鉛めっき塗装処理

を施した鉄骨のフレームに、グレーチングを載せて

完成です(写真はグレーチングが無い状態です。)

光も風も雨粒も通す軽いデザインとしています。

ロフトの窓から出入りします。

完成に向けてラストスパート中です!

ぜひ皆様、来週の土日は予定を空けて

おいてくださいね!

葛西 瑞都







 

住宅雑誌「WAGAYA」が発売してました。

去年の末から出版社とやりとりして校正を

決めた「WAGAYA」が、いつの間にか書店に

並んでいました。

掲載されている住宅は「中野の家」。

階段状のスキップフロアや吹抜けを介した

上下階の繋がりが伝わるように、

見下ろしたり見上げたりしている写真を

中心にレイアウトしています。

さて、たった4ページの中で何を伝えて

何を省くか・・・。そればかり考えて検討

していたような気がしています。

外観やインテリアの雰囲気や空間の広さ

なんかは写真と文章で簡単に伝わるのですが、

僕が一番伝えたい事とは少し違います。

読者がこの4ページを読み終わったときに、

「ムツホームと家をつくるのは

大変そうだけど楽しそうだなぁ」

と感じてもらうこと。僕と住まい手と作り手が

四苦八苦しながらもワクワクしながらつくられた、

そんなプロセスが少しでも伝われば嬉しいです。

書店で見かけたら、ぜひご一読を!

葛西 瑞都