2013年

「高田の家」の近況+中間検査の時に考えたこと。

外側には構造用合板とシートが張られ、壁の

中には断熱材が入れられていきます。現在は

フローリングを張ったり仕上げの下地となる

石膏ボードを張っているところです。

少しずつ模型の雰囲気に近づいてきました。

 

そういえば先日瑕疵担保責任保険の中間検査

がありました。検査では検査員と一緒に現場の

各所を廻るのですが、後ろめたいことが無くても

検査というのは少しドキドキします。

少し気まずい雰囲気で検査員の後ろを着いて

いっていると、

「いやぁ~、良い住宅ですね!図面で見るより

ずっと気持ち良いですね!!」

 

・ ・ ・ ?

 

「こんな住宅地で空や外をひとり占めできて、

プライバシーは守られてるし!」

 

・ ・ ・ !?

なんだか緊張感が一気に吹き飛びました。

そのあとしばらく雑談。。。設計者としてこんな

ことを考えて、提案して、こんな感じになる予定です!

と、楽しく検査が終わりました。

建て主の方の為だけに考えてつくっている住宅

ですが、他の誰かに褒めてもらえるのはやっぱり

嬉しいです。それが一般の方ではなく、空間の

気持ち良さには無関心でいいはずの検査員さん

だったら特別です。サプライズというやつです

ところで、検査員さんの言っていた

「図面で見るよりも」というのはどういうことかな?

ということを考えていたのですが、それは多分

図面が線の集まりでつくられているからだと

思っています。

建築物は大概とても大きくて、様々な要素から

成り立っています。図面にはその様々な要素を

凝縮して表現する必要があって、厚い壁も、

柱も、ドアも、窓も、家具も全て線によって

描かれています。

この「高田の家」の平面図を観ると大きな平屋が

中庭によって分けられている様子がわかる

のですが、その平面図では大きな窓による

視線の抜け方までは表現されていません。

だから、検査員さんは中庭の向こう側に見える

空間まではイメージできず、現場を見て驚いた

のだと思います。

これはお客様に図面を見せるときも同じで、

図面だけではその空間の良さが全然伝わらない

ことが多々あるのだと思います。模型やCGを

使ったプレゼンの意味と大事さを再確認できた、

とても良い経験でした。。。

こちらの「高田の家」ですが、お客様のご好意に

よりオープンハウスを行います。日にちは

3月の23(土)、24(日)です。詳しい情報は

もう少しあとでお知らせしますので、ぜひ

お越し下さい!

葛西 瑞都