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![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20130205.jpg)
![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20130206.jpg)
![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20130207.jpg)
外側には構造用合板とシートが張られ、壁の
中には断熱材が入れられていきます。現在は
フローリングを張ったり仕上げの下地となる
石膏ボードを張っているところです。
少しずつ模型の雰囲気に近づいてきました。
そういえば先日瑕疵担保責任保険の中間検査
がありました。検査では検査員と一緒に現場の
各所を廻るのですが、後ろめたいことが無くても
検査というのは少しドキドキします。
少し気まずい雰囲気で検査員の後ろを着いて
いっていると、
「いやぁ~、良い住宅ですね!図面で見るより
ずっと気持ち良いですね!!」
・ ・ ・ ?
「こんな住宅地で空や外をひとり占めできて、
プライバシーは守られてるし!」
・ ・ ・ !?
![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20130208.jpg)
なんだか緊張感が一気に吹き飛びました。
そのあとしばらく雑談。。。設計者としてこんな
ことを考えて、提案して、こんな感じになる予定です!
と、楽しく検査が終わりました。
![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20130209.jpg)
建て主の方の為だけに考えてつくっている住宅
ですが、他の誰かに褒めてもらえるのはやっぱり
嬉しいです。それが一般の方ではなく、空間の
気持ち良さには無関心でいいはずの検査員さん
だったら特別です。サプライズというやつです
![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20130210.jpg)
ところで、検査員さんの言っていた
「図面で見るよりも」というのはどういうことかな?
ということを考えていたのですが、それは多分
図面が線の集まりでつくられているからだと
思っています。
建築物は大概とても大きくて、様々な要素から
成り立っています。図面にはその様々な要素を
凝縮して表現する必要があって、厚い壁も、
柱も、ドアも、窓も、家具も全て線によって
描かれています。
この「高田の家」の平面図を観ると大きな平屋が
中庭によって分けられている様子がわかる
のですが、その平面図では大きな窓による
視線の抜け方までは表現されていません。
だから、検査員さんは中庭の向こう側に見える
空間まではイメージできず、現場を見て驚いた
のだと思います。
![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20130211.jpg)
これはお客様に図面を見せるときも同じで、
図面だけではその空間の良さが全然伝わらない
ことが多々あるのだと思います。模型やCGを
使ったプレゼンの意味と大事さを再確認できた、
とても良い経験でした。。。
こちらの「高田の家」ですが、お客様のご好意に
よりオープンハウスを行います。日にちは
3月の23(土)、24(日)です。詳しい情報は
もう少しあとでお知らせしますので、ぜひ
お越し下さい!
葛西 瑞都
2013年2月14日 (木曜日)