「旭ヶ丘の家」上棟式

つい先日、「旭ヶ丘の家」の上棟式が

行われました。週間天気予報で毎日

大雪マークだったのですが、なぜか

この日だけは天気も良いし気温も高い!

きっとこれは何かのおぼし召しに違い!!

と、テキパキ組み上がりました。

頭の中で思い描いていた空間が実際に

組み上がる光景というのはすごいもので、

なんだかとてもワクワクしてしまいます。

スキップフロアの複雑な構成なはずなのに、

大工さんはどんどん組み上げていきます。

屋根の構造までひと通り組み上がったところで、

少し早めの時間から上棟式を行いました。

建物の四隅の柱に米・塩・酒・水をかけて

工事の無事と成功を祈願しました。

上棟式の後は建て主さんと一緒に現場見学。

弘前の街や遠くの山並み、空、足元の森林、

「うわぁ~やっぱり良い景色ですね~」と

外を見て盛り上がり、

「キッチンから見ると子供たちのスペースが

思ったより近くて良いですね~」と

中を見て盛り上がり、

子供たちも少し怖がりながらも

「ここは私の部屋ぁ!」と盛り上がり。

とても楽しい時間を共有することができました。

 

つくづく思った事は、僕にとっての設計という

のはほとんど建て主さんとの繋がりみたい

なもの、それだけなんですね。。。

数字や寸法から、暮らしのことはなにひとつ

決められないけれど、

家族がどんな風に使うだろうか?と考えて

みるといくらでもアイディアが浮かんできます。

そんな大なり小なりのアイディアについて、

建て主さんとしつこく楽しく話し合って、、、

そんな過程を経て建つ家は、なんというか

その家族にとってしっくり馴染んでいる楽しい

住まいになると思っています。

 

あぁ、建物が完成してから一ヶ月くらい居候して、

どんな暮らしなのか体験できればいいのに。。。

 

葛西 瑞都