2014年

「旭ヶ丘の家」近況報告と仕上げの話。

弘前市の街並みを一望できるがけ地に建つ

「旭ヶ丘の家」は、現在大工さんと四苦八苦

しながら現場が進んでいます。

これから何十年も家族が暮らすお家の

骨組みが見える今のタイミングは、

貴重であり楽しくもあります。

住み始めてからは中々見られない部分

だけど、建物を支える一番基本的な構造体。

柱の一本一本に手書きで番号が書かれて

いたり、木材同士を緊結する金物が付いて

いたり、屋根裏には上棟式で飾った家内安全を

意味する御幣(ごへい)や、ワラジが結ばれて

いたり、いかにも木造の家らしい光景が

広がっています。

そんな現場を見ながら将来の暮らしを妄想したり

新しいアイディアを発見したり、、、。

ジャングルジムの様にそこかしこを行ったり来たり

しながら楽しく悩んでいるところです。

さてそんな骨組み状態の「旭ヶ丘の家」ですが、

仕上げにはたくさんの種類の材料が使われます。

スベスベした木を使うリビングの壁、ゴツゴツした

木を使うダイニング・キッチンの壁、ヒバの板材を

張る浴室の壁、墨で着色したモルタルの土間、

四角いタイルを敷いた土間、無垢のオークフローリング、

ウリンという硬い木でつくるウッドデッキ、洗面台には

小さなかわいいモザイクタイル、大きな造り付けの

建具には滲んだスリガラス、ステンレス製のキッチン、

鉄の階段と手すり。。。

色も手触りも様々な素材達が混ざり合った空間は、

時間の経過とか思わず付いてしまうキズや汚れとか、

色んなものを受け入れてきっと愛着のあるものに

なると思います。

スキップフロア形式なので床の高さも天井の高さも様々、

使われる素材も様々、たくさんの「様々」がぎゅっと

ひとつに合わさって、どんな仕上がりになるのか?

やり直しのきかない建築だからこそ、思いっきり積極的に

家をつくる!ということが大事なのではないかと思います。

あ~こりゃまた建て主のNさんに似合うお家に

なっちゃうんだろうなぁ~~~。

 

葛西 瑞都