弘前市の街並みを一望できるがけ地に建つ
「旭ヶ丘の家」は、現在大工さんと四苦八苦
しながら現場が進んでいます。
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これから何十年も家族が暮らすお家の
骨組みが見える今のタイミングは、
貴重であり楽しくもあります。
住み始めてからは中々見られない部分
だけど、建物を支える一番基本的な構造体。
柱の一本一本に手書きで番号が書かれて
いたり、木材同士を緊結する金物が付いて
いたり、屋根裏には上棟式で飾った家内安全を
意味する御幣(ごへい)や、ワラジが結ばれて
いたり、いかにも木造の家らしい光景が
広がっています。
そんな現場を見ながら将来の暮らしを妄想したり
新しいアイディアを発見したり、、、。
ジャングルジムの様にそこかしこを行ったり来たり
しながら楽しく悩んでいるところです。
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さてそんな骨組み状態の「旭ヶ丘の家」ですが、
仕上げにはたくさんの種類の材料が使われます。
スベスベした木を使うリビングの壁、ゴツゴツした
木を使うダイニング・キッチンの壁、ヒバの板材を
張る浴室の壁、墨で着色したモルタルの土間、
四角いタイルを敷いた土間、無垢のオークフローリング、
ウリンという硬い木でつくるウッドデッキ、洗面台には
小さなかわいいモザイクタイル、大きな造り付けの
建具には滲んだスリガラス、ステンレス製のキッチン、
鉄の階段と手すり。。。
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色も手触りも様々な素材達が混ざり合った空間は、
時間の経過とか思わず付いてしまうキズや汚れとか、
色んなものを受け入れてきっと愛着のあるものに
なると思います。
スキップフロア形式なので床の高さも天井の高さも様々、
使われる素材も様々、たくさんの「様々」がぎゅっと
ひとつに合わさって、どんな仕上がりになるのか?
やり直しのきかない建築だからこそ、思いっきり積極的に
家をつくる!ということが大事なのではないかと思います。
あ~こりゃまた建て主のNさんに似合うお家に
なっちゃうんだろうなぁ~~~。
葛西 瑞都
2014年2月23日 (日曜日)