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北津軽郡の鶴田町に建つ「早瀬の家」をご紹介します。
ご夫婦と2人の子供が暮らすための住宅で、
シンプルなイエ型をしています。
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建物の末端部分にまとまった広さの「内庭」という
外部空間があって、リビングスペースが
延長されているような身近な距離感があります。
元々この空間を建て主さんにご提案した理由には
内部だけで完結しない空間をつくりたかった事と、
奥様が植物を触るのが好きなことがあります。
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![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20150504.jpg)
なので、内部に寄り添うような外部を
つくりたいと思いました。
床面積という数字的な大きさを飛び越えるための
空間でもあります。
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内庭の大きなスケールと呼応するように天井は高く。
真上にある2階の床を60センチ位持ち上げて、
2階床の裏面がそのまま1階の天井。
構造材も現しにしています。
ハンモックや植物の鉢が吊るし放題です。
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木で仕上げるリビング階段には小さなにじり口。
テレビボードの一部を踏み台にして進むと、
奥には畳敷きの小さな書斎があります。
このお家の隠れキャラ的な存在です。
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キッチンの床はリビングに面した黒い土間が続いていて、
55センチ程下げることで掘りごたつテーブルに
座っている家族とキッチンに立つ人との高さを
合わせています。
写真の右側は加熱機器を組み込むステンレス天板、
左側はシンクを組み込む木製天板です。
次は内庭へ。
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内庭はテーブルセットが置ける位の土間が
あって、植物たちに囲まれているような雰囲気です。
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↑内庭とLDKとの関係がわかります。
![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20150510.jpg)
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物件紹介のページに無い写真も少しだけ。
(飛び石にはモザイクタイルの切れ端を
使いました。中々良い雰囲気です)
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![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20150514.jpg)
一応植栽の設計もしていて、家庭菜園や草花、
低木、中木を設えたいと思っています。
直射日光のあまり必要ない植物が植えられます。
モミジなど、季節感のあるものも良いですね。
次は2階へ。
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![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20150517.jpg)
LDKの真上にあるベッドルームは浮遊感のある
屋根裏部屋のような空間です。
吹き抜けに掛かるウッドデッキ製の渡り廊下の向こう、
2階の床面からさらに階段で3段上がります。
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LDKと同じように全面開口で内庭と接していて、
空を近くに感じることができます。
天井は屋根の形で木で仕上げ、ここも構造材を
現しにしています。
実はこのベッドルーム、設計当初は「子供部屋」
という名前でした。(将来は2室に仕切る予定)
あまりに気持ち良さそうだったので子供だけズルい!
ということで部屋名を変更。
別にもう一部屋ある「元主寝室」がとりあえずの
子供部屋ということになりそうです(笑)
![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20150519.jpg)
この細長いベッドルームには内庭上部の
両サイドにウッドデッキテラスがあります。
部屋着のままふらっと出て、
洗濯物を干したり景色を楽しんだり、
植栽に直接触れられると楽しいなぁとか
考えています。
![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20150520.jpg)
![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20150521.jpg)
地鎮祭も終えて、いよいよ着工です!
葛西 瑞都
2015年5月 1日 (金曜日)