2016年

暮らすことのセンス。

メンテナンスの為に2012年に完成した「中野の家」へ行って来ました。

あえて少し離れた場所に車を置いて、

設計当時を思い出しながら歩いていきます。

一枚目の写真は「中野の家」の裏側。

ホームページや雑誌では正面の写真を良く使っていましたが、

実は裏側にかなり気を使っています。

というのも、裏側にはスーパーマーケットの駐車場があって

この「中野の家」はとても目に付きやすい位置にあるからです。

いつも通り、外観から間取りがわからないように注意して

窓の配置を決めています。

敷地に入ってから建物までの、ゆったりしたアプローチ。途中で

大きな庭や薪小屋を横目に追い越します。

庭にはポツポツとシンボルツリーのように桜の木がありました。

もう少しすると花が咲くそうです!

中へお邪魔すると、もうすっかり主役になった薪ストーブが

「おっ久しぶり」という感じでお出迎え。

この春から小学生になる娘さんや、去年生まれた息子さんのおかげで

たくさんの物がそこここにあって、

家がきちんと生活の器になれてる!と感じました。

「床と壁と屋根でできた、はっきりとした形のある建築」と

「親と子供達でつくられる、形なんかない日常の暮らし」が、

とっても気持ちよく混ざり合った良い空間になってました!

一応形式上はメンテナンスの下見だったのですが、僕は終始

「良い感じですね~」ばっかり。美味しいコーヒーまで頂いて。。。

その時僕は、

「この建て主さんは暮らすセンスが良いんだろうなぁ」

と考えていました。

センスというと洋服選びとか音楽の事とかが頭に浮かびますが、

暮らすセンスというのは、建築やその外部環境も含めて

「楽しく生活するセンス」です。

高級な家具や生活用品に囲まれた生活をよく「ハイセンス」とか

言いますが、僕としてはこの暮らしこそがハイセンス。

モチベーションもグワっと回復したし、今年のプロジェクトも

ドキドキワクワクしながら頑張ってまいります!!!

 

葛西 瑞都