先月の末頃に「桜川の家」の上棟式が
行われました。
当たり前の事ですが建て主さんご家族も、
僕も、大工さん達も
初めて建ち上がる空間を共有するわけで、
骨組みの状態でも完成時のイメージを
膨らませることができました。
完成後リビングになる空間に
供え物を並べるのも貴重な楽しい体験でした。
![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20160701.jpg)
ふと思い立って前の資料をあさってみると、
初めて僕がプランをご提案したのが
去年の6月。
気がつくと一年くらい設計していました。
「設計していた」というより、
「家のことをおしゃべりしていた」
と言う方がしっくりくるくらい
楽しい打ち合わせでしたが、
これから完成まではあっという間です。
設計が仕事の僕は、
せいぜい図面を描いたり、
模型を作ったり、
一緒に悩んだり、
一人で悩んだりするくらい。
実際に家族が触れたり歩いたり寝転んだりする
場所をつくるのはたくさんの職人さんです。
いつも通り、造るのに手間は掛かるし技も
要るし大変なお家だけれど、
最後まで一緒に
あがいてもがいていかなければ!
と思っています。
![](https://mizuiro-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/20160702.jpg)
現在現場は大工さんが奮闘中。
今までに造ったことのないお家を
造るのですから小さな課題が山の様にあって、
大工さんの経験に頼りながら
乗り越えていきます。
「課題がある」なんて、
なんて素敵な家づくりでしょうか。。。
完成は9月の初め。
まだまだこれからが本番なので、
楽しみながら進んでいきたいと思います!
葛西 瑞都
2016年7月30日 (土曜日)