「桜川の家」の設計から現場まで。

先月の末頃に「桜川の家」の上棟式が

行われました。

当たり前の事ですが建て主さんご家族も、

僕も、大工さん達も

初めて建ち上がる空間を共有するわけで、

骨組みの状態でも完成時のイメージを

膨らませることができました。

完成後リビングになる空間に

供え物を並べるのも貴重な楽しい体験でした。

ふと思い立って前の資料をあさってみると、

初めて僕がプランをご提案したのが

去年の6月。

気がつくと一年くらい設計していました。

「設計していた」というより、

「家のことをおしゃべりしていた」

と言う方がしっくりくるくらい

楽しい打ち合わせでしたが、

これから完成まではあっという間です。

設計が仕事の僕は、

せいぜい図面を描いたり、

模型を作ったり、

一緒に悩んだり、

一人で悩んだりするくらい。

実際に家族が触れたり歩いたり寝転んだりする

場所をつくるのはたくさんの職人さんです。

いつも通り、造るのに手間は掛かるし技も

要るし大変なお家だけれど、

最後まで一緒に

あがいてもがいていかなければ!

と思っています。

現在現場は大工さんが奮闘中。

今までに造ったことのないお家を

造るのですから小さな課題が山の様にあって、

大工さんの経験に頼りながら

乗り越えていきます。

「課題がある」なんて、

なんて素敵な家づくりでしょうか。。。

完成は9月の初め。

まだまだこれからが本番なので、

楽しみながら進んでいきたいと思います!

 

葛西 瑞都