新作のカレンダー

今年は、来年分のカレンダーを新調しました。

毎年だいたい300部くらいお客様に配って

いますが、そのうちの200部を新しいものに。。。

( 今までのものは七福神の絵が入ったデザインで、

お客様によっては毎年七福神を楽しみに

してくれる人もいらっしゃいましたので。)

今まで手掛けた建物の写真を掲載していて、

2ヶ月に1回めくるようにしています。

1~2月は「常盤の家」

3~4月は「北園の家」

5~6月は「若松の家」

7~8月は「茂森新町の家」

9~10月は「西豊田の家」

11~12月は「泉野の家」。

どの住宅を何月にするか?は兄と一緒に、

「1~2月は○○の家っぽいな」と雰囲気で

決めていきました。

来年分はもう全て配り終わってしまいましたが、

嬉しいことに中々のご好評でした。

皆様、来年もムツホームとムツブログを

宜しくお願い致します。。。

葛西 瑞都

 

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「カットボックス954」の雑誌写真撮影

雪がちらつく天候の中、「住んでみたい青森の住宅」に

掲載するための写真撮影を行いました。

床がそのまま外に繋がっていくような、

実際以上の広がりを感じられる空間を

写真を通して伝えたいと思っていました。

外に置かれる物や、降り積もった雪、大粒の雨や

太陽の光がインテリアをつくっていくようなイメージ。

なので内部の仕上げは外のコンクリートに近い素材を

選んで、内外が混ざり合うような空間を目指しました。

散髪しに来たお客さんは鏡越しにこのテラスを

眺めることができます。

微妙な角度や明るさの調整を何度も繰り返して、

なんとか無事に撮影が終了しました。

(写真屋さんにとっては、注文の多い設計者で

大変だったと思います。)

写真が仕上がったらすぐにホームページで

紹介しますので、お楽しみに。。。

葛西 瑞都

 

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CUTBOX 954

現在弘前市で工事が進んでいる

「カットボックス954」の写真です。

外部工事で残すはアスファルト舗装と

テラス部分の土間のみ。土間テラスになると↓

こういう感じになります。

左に見える幅の広い窓から見ると、このテラスが

内部空間の続きのように感じられます。

テラスの突き当たりのところに雪だるまがちょこんと

並んでたりしたら、それだけでこのお店が好きに

なってしまいそうですよね。

普通「店舗」と聞くとインテリアをどうするか?

と考えますが、「カットボックス954」では

このテラスのおかげでとても豊かな店舗空間を

つくれたと思っています。

オープンハウスの日程が決まりましたので、ぜひ

遊びに来て下さい。

12月 3日(土) ~ 4日(日)  10:00~17:00

ちなみにお店のオープンは12月8日(木)を

予定しております。

 

ムツホーム 葛西 瑞都

 

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外側に居場所をつくる

弘前市で進行中の理容室「カットボックス954」です。

 

この建物では、できるだけ建築のボリュームを

小さく抑えて敷地に余白を残し、その余白を

少し囲い取るように壁を建てています。

この壁によってできる路地の様なスペースが

一番重要なコンセプトで、室内の空間が

そのまま続いているような広がり を感じることが

できます。

↓最後に土間床になります。

最初にこの空間を建て主のIさんに提案したときには、

実は少し勇気が必要でした。。。

なぜならわざわざ建物を少し小さくして、建物と

直接関係のない外部の空間にお金を掛ける事に

なるからです。もしかしたら、「こんな塀はいらないから

建物を少しでも大きくしたい!」と言われることも覚悟

していましたが、建て主のIさんにはとても気に入って

もらえました。

最初にこの空間を建て主のIさんに提案したときには、

実は少し勇気が必要でした。。。

なぜならわざわざ建物を少し小さくして、建物と

直接関係のない外部の空間にお金を掛ける事に

なるからです。もしかしたら、「こんな塀はいらないから

建物を少しでも大きくしたい!」と言われることも覚悟

していましたが、建て主のIさんにはとても気に入って

もらえました。

お客さんのアプローチになったり、ご主人の

バイクを置いたり、奥様が植栽を飾ったり。

夏にはここでバーベキュー、冬には雪だるま。

たくさんの人に愛着を持たれるような路地に

なれば最高です。

葛西 瑞都

 

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現在建築中の「若松の家」の外観です。

目の前は車通りの多い道路なので、外観からは

ちょっと内部がわからないような窓の配置。

建物自体は結構大きいけれど、屋根の先端を

できるだけ下げたことで重心がとても低いです。

このイエ型のボリュームには、

ガレージと玄関アプローチのスペースが

トンネルのように刳り貫かれています。

↑天井が高くて、細長い空間。

↑天井の低い、幅広な空間。

完成までもう少しです。。。

9/23,24,25の三連休に、この「若松の家」の

オープンハウスを開催します。

どうぞお気軽にお越し下さい。

葛西 瑞都

 

 

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小さな集落

仕事机の上に、小さな観葉植物があります。

鉢の足元には小さな集落が。。。

100円で手に入れた緑の木板を芝生の地面に

見立てて、雑貨屋さんで買った木製の小さな

お家を並べています。敷地の境界線も無いし

道路も無いので、とても自由。

仕事の合間に眺めては、

住人の暮らしを妄想しています。

ムツホーム 葛西 瑞都

 

 

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屋根がつくる外観

現場が進行中の「若松の家」は、

大きな切妻屋根をもつ住宅です。

 

三角屋根の良いところは、四角い建物に比べて

圧迫感が少ないことだと考えていて、道を歩く人の

空を狭めないかたちをつくれる事だと思います。

今回の「若松の家」では軒先(屋根の先端)を

できる限り低く抑えているので、真横から見ると

半分以上が屋根。

そのおかげで道行く人の視線が、屋根を伝って

そのまま空へ抜けていくかたちになっています。

建物自体は大きいのですが、低く下げられた

屋根によってちょっと建物の大きさが

わからないような、面白いスケール感です。

 

葛西 瑞都

 
 

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説明することの難しさ

設計中は、特にプランを考えているときは

本当に色々なことが頭に浮かびます。

大きい場所、小さい場所。

広い場所、狭い場所。

高い場所、低い場所。

明るい場所、暗い場所。

賑やかな場所、静かな場所。

近いこと、遠いこと。

かわいいもの、かっこいいもの。

古いもの、新しいもの。

変わるもの、変わらないもの。

地域のこと、ご近所のこと。

食べること、眠ること。

夫婦のこと、子供のこと、

おじいちゃんおばあちゃんのこと、

家族の距離感のこと。

などなど。

こういったことを同時にいくつも考えながら

出来上がったプランは、説明するのも

とてもエネルギーを使います。特に言葉だけで

話そうとすると自分でも何を言っているのか

分からなくなるし、お客様はもっと分からない。

だから模型やCGパースが必要なんですが、

どちらにしても大変です。

でも、一番伝えたい部分を分かってくれた時の

嬉しさはこれまた口では言えないほどに凄いんです。

お客様も一緒になって盛り上がってしまいます。

その後大なり小なりの変化があって家が

出来上がりますが、お客様と共有した

「一番つくりたかった部分」は必ず残っています。

というかその部分が一番気持ち良い空間になる

ように変化していったかのように、そのご家族に

ピッタリの空間になっていきます。そんな空間に

なったときの嬉しさが、これまた口で言えないほど。

いつも苦労と喜びの連続なんですが、最高です。

ムツホーム 葛西 瑞都

 

 
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