「平岡の家」へ訪問。

去年の末にお引渡しをした「平岡の家」に

行ってきました。メンテナンスのついでに

家中を見学。。。

もうすっかり建て主の暮らしに馴染んでいました。

そこかしこにかわいい雑貨やおもちゃが

置かれています。

段差は空間をゆる~く仕切っていて、座ったり、

寝転んだり、子供がジャンプしたり。

階段の踊り場にはバズライトイヤーが

「ようこそ!」と最高の笑顔で陣取っています。

窓際にまで楽しそうに物が置かれていて、

大きな雑貨屋さんにいるような、

小さな美術館のギャラリーにいるような。。。

「この雑貨をどう飾ろうか?」とか、

「この段差でどう遊ぼうか?」とか、

なんだかまだまだやりたいことがたくさん

ありそうで僕も楽しかったです。

(こんなお家で育つ子供達がうらやましい・・・。)

葛西 瑞都

 

「高田の家」に訪問

今年の雪解け時期にお引渡しをした

「高田の家」に行ってきました。

中庭の外水栓に蛇口を取り付けるため

に伺ったのですが、やはり「どんな風に

暮らしているかなぁ」ということが

気になります。さて中へ。。。

この感覚はどのお家でも変わらない

のですが、工事中は自分の建物だと

思っていたのに、後で訪ねるとすっ

かり建て主の生活に馴染んでいます。

少しずつですが家具や雑貨達も

居場所が決まってきていて、リビングには

大きなテレビやお洒落なペンダントライトが

あったり、小さな書斎にはご主人の愛読本が

ズラッと並んでいたりしていました。

なんだかすっかり住みこなしてました。。。

↑リビングのベンチには金魚の小さな水槽。

  床には女の子のおもちゃ。

これから中庭に木を植える為に造園屋さんに

行ったり、お気に入りの家具を見つけるために

お店を廻ったりとまだまだ色々と忙しいのですが、

とても楽しそうに暮らしている様子にこっちまで

ワクワクしてしまいました。。。

ところでこの「高田の家」、夏に発売予定の

「住んでみたい青森の住宅」という雑誌に

掲載されます。

「中庭に囲まれた空間」のことを写真と文章で

伝えるのですが、今回は暮らし始めてからの

撮影になるのでご家族の明るい雰囲気みたいな、

建築以外の部分も伝わる校正を妄想中です。

本当は10ページ位もらって、初めて出会ったとき

から完成までをじっくりと紹介したい所ですが、

現実はたったの4ページ。

いつものことながら困った困った。。。

葛西 瑞都

 

秘密の小さなプレゼント。

先日オープンハウスをさせていただいた

「高田の家」は、明日がお引渡しです。

もし建て主の方が今日中にこのブログを

読んでしまうとネタバレになってしまう

のですが我慢できないのでご紹介します。

今回設計した「高田の家」は5つの中庭が

ある平屋建ての住宅です。建て主の方は

いつも現場に差し入れをしていただいたり、

遠方に行ったときにはお土産を買ってきて

いただいたり、オープンハウスのときにも

差し入れをいただいたりして本当にお世話に

なりました。設計としても初めてだらけのことが

たくさんあって、完成までずっと一緒に苦労して

いただきました。

 

そこで、ささやかながらお引渡しの日に何か

プレゼントできないかと思い、小さな置き物を

つくってみました。

現場で余ったフローリングの切れ端に孔を

空けて、チョコレートのような光沢のある

塗装をしてみました。この孔の配置は家を

空から見たときの中庭の配置と合わせています。

このお家の大きなテーマである「点在する中庭」を

かわいくアイコン化して、さりげない置き物に

できないかと考えました。

このお家に訪ねてきた人はこのプレートを

見ても何をかたどった物か絶対にわかりません。

建て主だけが意味を知っていれば良いと思います。

さて、喜んでいただければ嬉しいのですが。。。

葛西 瑞都