新規スタッフを募集しています!

現在ムツホームでは新規スタッフを募集しております。
 
進行中のプロジェクトは専用住宅をはじめ
 
ヘアサロンがある併用住宅やカフェなど多岐にわたり、
 
工事内容も新築だけではなく改修やリノベーションなど様々です。
 
 
 
担当していただく主な業務内容は
 
建築設計及び監理・現場管理となります。
 
長期的に働いていただける方、設計監理の実務経験者、
 
有資格者の方は優遇いたします。
 
また未経験でも意欲と熱意のある方は歓迎いたします。 
 
 
 
採用人数:若干名
 
採用時期:随時。すぐに働ける方歓迎いたします。
 
休日休暇:日曜日、祝祭日、夏期休暇、年末年始休暇
 
給  与:能力・実務経験により応相談、社会保険
 
勤務場所:本社(藤崎町)
 
応募方法:当社ホームページのContactページ内からお申し込み下さい。
 
 
 
 
と、、、ここまでが社内で話し合って書くと決めた募集内容です。
 
後日にホームページ内で正式に募集ページを公開するのですが、
 
このブログではせっかくなのでもう少し突っ込んだお話を
 
したいと思います。。。
 
 
 
 
僕の考える「こんな会社で働いてみたい!」の条件について。 
 
僕はこの会社に入社する前、建築の設計事務所を転々と
 
していました。ご多分にもれず就職活動には苦労した側だと
 
思いますが、そんな僕でも譲れない条件がありました。
 
それは、「自分の意見をいきいきと言える場であること」です。
 
 
 
言われた事をそのままこなすだけの仕事はどうしても
 
やりがいが感じられなかったし、僕が働いてみたい!と
 
思った事務所はどこもトップダウン式の命令ではなく、
 
みんなでワイワイ意見を出し合うような空気感がありました。
 
 
 
幸い建築の設計という仕事は、アイディアはいくらあっても
 
充分ということはないので、自分の考えを言える環境は
 
大事だと思います。まだまだ未熟な今と比べても
 
さらにヒヨっこだった僕が、たとえ小さなアイディアひとつでも
 
採用された時には本当に嬉しかった。
 
なので、新規スタッフにはたとえ知識や裏付けがなくても
 
どんどん発言して欲しいと思うし、
 
そんな事務所でありたいと思います。
 
 
 
建築をつくることは、料理みたいに事前に試作したり味見したりが
 
できない、一発勝負です。しかも完成までの道のりはとっても
 
長いし、困難でストレスフルなこともたくさんあります。
 
でも、その建築が愛着を持って使われていることは
 
変えがたい幸福感があるし、変えがたい経験だと思います。
 
 
 
一緒に楽しく働いてくれる方、ご連絡お待ちしております!
 
 
葛西 瑞都
 
 
 
 
 

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「あいだ」のことを考える。

先日お引渡しをした「清原の家」。 

 
なんとか3月の完成に間に合って、建て主さんは春から新居です!
外構工事が終わる前なのにたまらず写真を撮ったのですが、
 
ここ最近、いやもしかしたら結構前から潜在的に考えていたある
 
ことに気づきまして、、、それは、僕は内と外の「あいだ」に
 
すごく興味があるということです。
 
この「清原の家」では、敷地に隣接している遊歩道と家との
 
「あいだ」に大きな縁側をつくりました。
室内の様に囲まれているけれど、風は通り抜けるしとても明るい。
 
そんな空間を内と外のあいだに挟み込むことで、
 
外からのプライバシーを確保したり、内側の空間の広がりを
 
感じられるようにと考えました。
ふだん「設計」ときくと、内側のつくりかただけが重要で、完璧な
 
内部空間をつくることで居心地の良さが決まるイメージが
 
あるのですが、実は外部とのつながり方がとても大事だと思います。
 
密閉されずに、上手く開かれた空間をつくりたい。。。
 
そんな考え方で設計してみると、内でもなく外でもない、「あいだ」の
 
ことばかり考えているんです。
 
 
 
どうやって繋がろうか? どうやって遮ろうか? なにを取り込もうか?
 
 
 
いつしか僕の意識はパソコンの画面から遠くなって、頭の中で
 
ああでもない、こうでもないと考える。
 
なんというか、仕上げの材料に何を使おうかとか、色はどうしようか、
 
というのはあまり重要ではなくて、
 
距離感とか、暮らしの広がり方とか、時間や季節の流れとか、
 
直接は目に見えない所を考えたいんだと思います。
 
そこが上手くいくと、仕上げとか色は建て主さんが
 
好きに選ぶのが一番良くて、
 
空間の根本的な質は変わらずに洗練されていくんだと思います。
 
 
 
そんなことばかり考えているので、
 
出来上がるプランも何となく言葉では説明が難しいものばかり。
 
さらに図面にするとまったく意図が伝わらないこともしばしばです。
この「清原の家」も
 
内と外の「あいだ」に縁側をつくりませんか!?とご提案したときは
 
きっと建て主さんもイメージするのが難しかったはず。
 
それでも僕を信頼していただいて、
 
完成まで毎回お打ち合わせの度に現場の様子に喜んでくれました!
 
 
やっぱりこれからも、様々な「あいだ」のことをもっと考えていきたい。
 
外の環境が厳しい雪国だからこそ、「あいだ」が大事だと再確認する
 
ことができました!
 
 
葛西 瑞都
 
 
 
 
 

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「清原の家」の近況とオープンハウスのご案内

建て主さんのご厚意により、弘前市の「清原の家」の

 
オープンハウスを開催することになりました!
 
現場は大工さんが四苦八苦しながらも着々と進行中で、
 
今回は僕のお気に入りの空間である渡り廊下について
 
時系列の写真でご紹介します!
 
初めはまだ屋根の骨組みの状態。

気密シートが貼られ、、、

断熱材が吹き込まれています。
 
屋根の大きな建物なので屋根面の断熱は特に重要です。

石膏ボードが張られるとかなり空間として感じられるようになりました。

3つあるトップライトはそれぞれ3本の柱の正面に配置されています。

そして天井にシナベニヤが張られました。
 
外に見える縁側の天井がそのまま内部へスッと繋がっていて、
 
視線も天井を伝って自然に外へと繋がっていきます。
 
面白い発見がありまして、トップライトによって柱が照らされて、
 
柱付近の天井面が光っていますね!
 
昼間だけに現れる自然の間接照明です。
床にウッドデッキ材が敷かれ、、、
 
後は手摺をつくって大工工事は完了です!
渡り廊下を下から見上げるとウッドデッキがズラッと並びます。
 
 
 
言葉で説明するのが難しいのですが、なぜか僕はこの渡り廊下に
 
魅かれています。現場に行くたんびに理由を考えているけれど。
 
最近の仮説は、この空間は色んなものが近いから。です。
 
2階なのに居間にいる家族と近い。
 
建物の主役である屋根と近い。
 
トップライトのおかげで空とも近い。
 
少し視線を落とすと縁側が近い。
 
ただの移動空間なのに、この建物の良い所を一気に体感できる
 
ような贅沢さがあるように思います。
 
3人の子供達も、きっとこの廊下は大好きに違いない。。。
 
 
 
おまけになりますが建築の一部としてつくったダイニングテーブルも。
1m×1.5mの大きな天板で、柱に取り付けているので脚がありません。
 
天板の下では大工さんが黙々と作業中。

子供が頭をぶつけそうな角は少しまぁるく。

初めは妄想だった、脚を立てないようにしたいという僕の妄想が
 
 
大工さんの知恵と経験を大いに借りてなんとか完成できました。
 
仕上がりはとてもシンプルですが見えないところで色々と
 
細工されたお気に入りの家具です。
 
 
 
さてそんな「清原の家」のオープンハウスですが、
 
3月の18日(土)と19日(日)の2日間行います!
 
近日中に詳しくご案内しますがホームページ上では
 
住所や地図を公開しないため、見学をご希望の方は
 
お電話やメール等いただければと思います。
 
 
さてこれから現場は終盤、完成が楽しみです!
 
 
葛西 瑞都
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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「清原の家」 木造の空間をつくること

1月の初め頃に「清原の家」の建て方が行われました。

 
大工さん達が短い時間でどかっと積もる雪と戦いながら、
 
大屋根を組み上げていきます。

遊歩道から見ると建物の半分以上が屋根。。。

野地板という合板を敷くともう屋根の雰囲気がバッチリわかります。
 
遊歩道を歩く人達の視線が屋根を伝って空へ流れていくイメージです。
数日後の縁側の様子。
 
幅は1.7m程で長さは8mもあります。
 
屋根の裏側がそのまま天井。、ヒノキで仕上げています。
 
柱の外側に木製ルーバーが取り付けられて、遊歩道との丁度良い
 
距離感がつくりだされます。次は中へ、、、
内部は吹抜けの大きな空間に柱がスッスッと立ち並んで、
 
それを繋ぐように大小の梁がビュンビュンと現れています。
 
 
 
「清原の家」ではそんな構造材と空間との関係性について
 
僕なりに考えていることがあります。
 
 
一般的な木造住宅は、柱を並べて壁をつくり、梁を繋いで
 
床や屋根をつくっていますが、最終的に石膏ボードで塞いで
 
凹凸の無いキレイな室内にすることで、
 
柱や梁は壁の中や天井裏に隠れてしまいます。
 
 
完成したあとは、建物の根源的な骨組みの存在を
 
感じることはなかなか難しいのですが、
 
この「清原の家」ではそれらがあまり隠れていません。
 
 
1階の柱の上部が梁で繋がれていて2階の床面をつくり、
 
さらに柱を建てて梁で繋いで屋根が乗っているという構成を
 
そのまま感じることができる空間です。
 
柱や梁などの構造材が住む人ととても近い距離感で存在することを、
 
家具や雑貨と等価に、注意深く設計することで実現しようとしています。
2階の渡り廊下は縁側の天井がそのまま室内に続いていて、
 
吹抜けを介して1階とも繋がっています。
 
天井が低めの屋根裏のような空間ですが、3つのトップライトが
 
簡単に手の届く位置にあって、空がとても近い!
 
床はウッドデッキを隙間をあけて並べてラフに仕上げます。
 
 
まだまだ乗り越えなければいけない課題はたくさんありますが、
 
もう今の段階で気持ち良い家になることは間違いない!と
 
ワクワクしながら四苦八苦しております! 
 
 
葛西 瑞都


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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「清原の家」について

ホームページの新調に時間が掛かり、久しぶりの更新に
なってしまいました!
今年は着工するプロジェクトが多く、ブログでご紹介したい
ことがたくさんあるので頑張って更新してまいります。
今回は去年から工事が始まっている「清原の家」について
書きたいと思います。
 
 
この住宅の敷地は一面が車道、一面が遊歩道、他の2面が
隣家に接していて、遊歩道側の接道長さは26mもありました。
この遊歩道と建物との関係が
難しい大きなテーマになっていて、
日当たりの良い遊歩道側に大きな窓をつくりたいけれど
歩行者の視線が気になってカーテンが
閉めっぱなしになると気持ち良くないし、
歩行者側もなんだか気を使ってしまう。
かといって窓をつくらずに閉ざした外観になるのは、
周辺環境を拒絶した閉鎖的な建ち方になってしまう。
 
 
色々と検討しているうちに、内部と外部の間に大きな縁側を
つくり、さらに外側に細かな木製ルーバーで柔らかく仕切る
案が生まれました。
 
↓遊歩道側から外観を見る。
思いつきの原点は昔から日本家屋と馴染み深い「簾(すだれ)」です。
すだれはある程度の日当たりを確保しながら、外からの視線を遮り
内からの視線は遮らないという特徴があります。
(しかも風通しも良く、隙間を通る風は温度が下がるので夏に涼しい!)
 
内と外の間に大きな縁側と「すだれ」の様な木製ルーバーを
挟み込むことで実際以上の距離感をつくりだして、
住まい手の暮らしの快適さを確保しようと考えています。
 
↓居間から遊歩道側を見る。 
LDKは縁側と同じ幅のおおらかなワンルームになっていて、
2階の床を支える梁や、林立する柱をそのまま現しとしています。
 
↓ダイニングからリビングを見る。

ダイニングテーブルは天板をキッチンと柱で支えて、脚の無い形状に。

2階は吹き抜けに面してずらっと渡り廊下が通っていて、各寝室が
並んでいます。
↑2階を外してLDKを見下ろしています。
内部と縁側の距離感がとても近いので、ふっと隣の部屋に行く感覚で
使えそうです。木製ルーバーは一部ガラッと開閉するようになっていて、
縁側から直接庭に出ることもできます。
縁側に家具を置いて室内の様に使うのも良さそうだし、植物を並べて
庭の様に使うのも気持ち良さそう。。。
 
そんな「清原の家」はいよいよ今月の12日には建て方です!
3月の完成に向けて頑張ってまいります!
 
葛西 瑞都
 
 

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鉄の階段 工場の精度と現場の精度

前回少し紹介した「桜川の家」の鉄の階段。

先日現場での取り付け作業が行われました。
現場には大工の棟梁と副棟梁の兄弟。あと
鉄工所の製作を担当してくれた人達。 
無力な僕は端っこでそわそわ。
いよいよ始まります。。。
取り付ける部材の順番や運び方などの
段取りを全員で確認します。
この階段は数段上がってから
左側にカーブしてUターンしていく
形状なのですが、まずは内側の部材から。
3本の棒状の部品は設置完了までの補強用。最後に取り外します。
廻りながら上がっていく部分は、鉄の丸いパイプをカットして
作られました。
こんな形状は普通の作図ソフトでは描けません。すごい!
内側の部材はとりあえず設置完了です。
次は外側の部材の上半分!
内側の部材の円の中心と、外側の部材の円の中心を
合わせて確認します。さらに続いて下半分。
 
工場で完璧な精度で作られたこの6mmの鉄板は、
全ての部材を合体させるまでは
たわんでいたり反り返っていたり、とても不安定です。
プラモデルの様に簡単にはいかなくて、
職人さん達の経験と知識で乗り越えなければいけません。
 
踏み板が載った時に水平になるように。
踏み板の幅が最初から最後まで等しくなるように。
直線、曲線が美しくでるように。
 
「階段」というものに求められる当たり前の性能を実現するために、
現場では相談と調整が続きます。
製図すら困難なこの階段部材を図面通りに製作する鉄工所の精度。
 
グワングワンと動く部材達を図面通りに現場に取り付ける現場の精度。
 
改めて建築の職人さん達は凄いなぁ~と、ずっと口が半開きでした。
そしてやっと完了!
外に出て休憩しながら
「あ~マジで大変だったぁ!」
とタバコと缶コーヒーで一服している皆さんの格好良い事!
 
ということで、あとは踏み板を置いて手すりを付けて完成となります。
 
2階まで軽やかに昇降できるよう浮遊感を出すために
壁との間に少し隙間を開けて、階段を支える柱なども無いデザインです。
たくさんの職人さんの努力と、僕の応援(笑)によってつくられました。 
 
オープンハウスではぜひ実物をご覧になっていただければと思います!
 
葛西 瑞都
 
 
 
 
 
 

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「桜川の家」の色々。

来月4日のオープンハウスを目前に、
 
現場では色々な職人さんが必死に
 
作業しています。
 
少しだけ「桜川の家」のコンセプトを。
外観は白いハコにポッカリと大きな孔が空いていて、
十字の格子の様な柱と梁が見えています。
この孔の開け方は実はとても悩んだ末に
決められていて、
この住宅の設計を始めた時に
掲げたテーマでもあります。
 
それは「街とどう繋がるか」です。
 
密集した住宅地の中にあって、
向かいには人のたくさん集まる公園という
環境のなかでこの住宅が
どこまで広がっていけるか?ということです。
何も考えずに設計したら、プライバシーを守るために
外部を拒絶して内側だけで完結する建物に
なりそうだったので、何回目かのご提案で
この大きな壁に大きな孔が開いたプランを
ご提案しました。
僕はいつも「敷地境界線を越えたい」
と思っていますが、
この大きな孔によって内から外へ、
更には敷地を越えて街の方へ
広がっていくと良いなぁと考えました。
外から眺めても、家の中に少し街の環境が
続いている感じです。
 
少しだけのつもりが結構長文になりま
した。。 
 
先日この「桜川の家」に設置する階段の
部材を確認するために黒石市にある
鉄工所に行って来ました。
今回の階段は設計も製作もとても困難で、
はじめはまっすぐで途中から螺旋階段の様に
ねじれながら上がっていく形状です。
さらに全体が大きいため、いくつかに分けて
搬入し現場で合体させるという難しさ。
鉄工所の担当さんには苦労して
いただきましたが、
部材の完成品を得意気に紹介してくれて
嬉しかったです!
せっかく鉄を使うので、木やコンクリートでは
できない、鉄ならではのプロポーションに
したいと考えました。
廻りの壁から少し隙間を空けて、階段だけで
フワッと自立するシンボリックな存在になる
予定です。
おまけで風除室の入口になる鉄製のフレームも。
これからまだまだ塗装や左官の仕上げ、
壁紙工事など作業が続いていきますが、
終盤に向けて一気に加速していく現場。
 
いつも通り、もう少しで終わってしまう現場の
独特の寂しさを感じながらも進んでいきます!
 
葛西 瑞都
 
 

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途中の魅力

「桜川の家」は猛暑のなか、大工工事の真っ最中です。

工事中の現場にいるといつも独特の気持ちよさを感じます。
 
それはたぶん建築が持つ原初的な魅力だと思うのですが、
 
柱や梁や床下のコンクリートが見えている様子や、下から
 
見上げる屋根裏の様子など、「途中」だから生まれる雰囲気が
 
あります。
 
その「途中」ならではの良さについて。。。
完成後の様子はじっくりじ~っくり想像しながら設計するのに、
 
工事中の様子は以外に想像していないものです。
 
そんな中に隠れているお宝はたくさんあって、
 
例えば外部テラスに工事中だけ存在する足場。
 
2層吹抜けのテラスの空中に居場所がある様子は今だけの
 
特等席です。設計中は思いもしなかった居場所。
例えば外壁の下地になるモルタル塗りの様子。
 
あとで隠れてしまうけれど、左官屋さんの腕の見せ所。
 
無機質な廃墟の様に、荒々しいけれど静かな雰囲気が良い感じです。
 
内側から見るとまるで、コンクリートの古い廃墟の中に新しい建築を
 
つくったよう。
初めからあるものを残す部分と、仕上げる部分をきちんと考える。
 
というのは当たり前として、
 
さらに途中で見つけた要素を、新たにメンバーに加えて完成に向かう。
 
という工事現場になればもっと楽しい空間が生まれる予感がしています。
 
なので、工事中の現場と完成後のお家をわけないで、
 
おんなじ視点で見ています。
 
葛西 瑞都
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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「桜川の家」の設計から現場まで。

先月の末頃に「桜川の家」の上棟式が

行われました。

当たり前の事ですが建て主さんご家族も、

僕も、大工さん達も

初めて建ち上がる空間を共有するわけで、

骨組みの状態でも完成時のイメージを

膨らませることができました。

完成後リビングになる空間に

供え物を並べるのも貴重な楽しい体験でした。

ふと思い立って前の資料をあさってみると、

初めて僕がプランをご提案したのが

去年の6月。

気がつくと一年くらい設計していました。

「設計していた」というより、

「家のことをおしゃべりしていた」

と言う方がしっくりくるくらい

楽しい打ち合わせでしたが、

これから完成まではあっという間です。

設計が仕事の僕は、

せいぜい図面を描いたり、

模型を作ったり、

一緒に悩んだり、

一人で悩んだりするくらい。

実際に家族が触れたり歩いたり寝転んだりする

場所をつくるのはたくさんの職人さんです。

いつも通り、造るのに手間は掛かるし技も

要るし大変なお家だけれど、

最後まで一緒に

あがいてもがいていかなければ!

と思っています。

現在現場は大工さんが奮闘中。

今までに造ったことのないお家を

造るのですから小さな課題が山の様にあって、

大工さんの経験に頼りながら

乗り越えていきます。

「課題がある」なんて、

なんて素敵な家づくりでしょうか。。。

完成は9月の初め。

まだまだこれからが本番なので、

楽しみながら進んでいきたいと思います!

 

葛西 瑞都

 
 

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