今年を振り返ってみると。

この時期になると決まって毎年の様に

「今年は一瞬だったなぁ」

とつぶやいています。運転中とかに。
 
ありがたいことに、ここ数年は春夏秋冬
 
いつでも連続的に現場も動いていますし、
 
そういう意味では年末という区切りも
 
あんまり意味がないのですが、
 
少し自分の仕事の事を思い返してみます。
 
 
 
僕がプロジェクトを一人で担当するようになって、
 
大体9年目。
 
初めの頃は会社全体としてもそんなに件数は
 
多くなかったので、自分の手元には2,3件くらいの
 
プロジェクトを抱えていました。
 
その4年後には5,6件くらい。
 
そして今年は、12件くらい。
 
一緒に設計している兄の瑞樹も多分同じくらい。
 
そして現場監督の長男は僕と瑞樹両方の現場を
 
管理しています。
 
 
 
 
数年前からお仕事を頂く機会が増えてきている中で、
 
これからどういうスタンスで仕事を続けていくのか、
 
今年はその事を結構考えていたような気がします。
 
時間や労力は有限なので、プロジェクトが増えると
 
分母が増えて、どんどんひとつのプロジェクトとの
 
つながりが薄くなる。
 
それは絶対にダメだしイヤです。
 
となると、新たにスタッフを募って件数に対応する
 
ことになります。
 
 
 
実は今年、ホームページの求人を見てくれて
 
一緒に働いてくれる仲間が増えました。
 
(後々ホームページでご紹介します)
 
出来れば僕は、ボスと部下みたいな
 
トップダウン方式の関係は避けたいと
 
考えています。
 
 
対等に意見を出し合って、際限なくアイディアを
 
出せる環境を当たり前にしたいと思うし、
 
それぞれのプロジェクトの担当者として
 
一緒に先頭に並んで欲しい。
 
その環境になれるまで、僕は責任を持って
 
ポジティブにサポートしていきたいです。
 
多分、そんな環境ではみんなが
 
楽しいはずです。僕も含めて。
 
(という訳で、新しいスタッフはまだまだ
 
募集しております!
 
設計デザインに興味がある方、
 
模型やCGが得意な方、
 
とにかく建築が好きな方、
 
今は知識も技術も少ないけれど
 
当社で働きたい方も、ぜひぜひご連絡を!)
 
 
 
自分が働いている環境を変えていったり、
 
その仕事にどう向き合っていくか?という問いは
 
おそらく最適解もゴールもありません。
 
小さな失敗もたくさんだけど、
 
嬉しいことはもっとたくさんです。
 
これからも、悩みながら、楽しみながら
 
仕事を続けてまいります。
 
 
葛西 瑞都
 
 
 
 
 
 
 
 

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ネコのお墨付き。(後日談付き)

建築に携わっている人はみんなそうですが、

僕もご他聞にもれず現場が好きです。
 
特に好きなタイミングがいくつかあって、
 
そのひとつが建て方の直前です。
この「在府町の家」では、
 
基礎のコンクリート工事が一段落して、骨組みを
 
組み上げる前、足場が設置されているところ。
 
なんというか、いよいよ立体的になっていく感じが
 
テンションが上がるんです。
アプローチの感じや、中庭の大きさをイメージしつつ
 
うろうろ散策していると、そこにそれはあったのです。。
上の写真の、ほぼ中央に。
 
ちょうどリビングの真下、床下の土間コンに、
 

ネコの足跡が!

現場に人がいない養生期間の隙に、
 
とっとっとっ、と。。。
 
聞くところによると、猫は居心地の良い居場所を
 
見つける達人だとか。
 
それがちょうどリビングの真下にあって、中庭方向へ
 
向かっているじゃありませんか!
 
なんだか早くもネコさんからGOOD!の
 
お墨付きをもらったようで嬉しかったんです。
 
 
 
床下で隠れちゃう部分だし、
 
「これ、このまま残しておきませんか?」
 
って今度建て主さんに訊いてみよう。
 
補修は簡単だけど、なんだかもったいないような。
 
だって、中々もらえないですよね?
 
ネコのお墨付き。。
 
 
 
↓後日談
 
後日お打合せで建て主さんとお話したところ、
 
面白いから残そう!という運びになりました!
 
さらにこの足跡を見て、
 
僕たち家族も家のどこかに手形とか残そうかな?
 
という楽しい流れになりました。
 
ネコさん、お礼が言いたいので工事中ひょっこり
 
現れてくれませんか?
 
 
葛西 瑞都
 
 

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「Lamp House」 まちに開かれた大きな軒下。

これから工事が始まるプロジェクトのひとつに、

 
青森市の浪岡に建つ
 
ヘアサロン併用住宅「Lamp House」があります。
 
 
元々建て主の奥様が近所で営んでいた
 
ヘアサロンを、今回新たな住まいと併せて
 
つくることになりました。
この建物には、幅6.8m×奥行6.3m、高さが7mくらいの
 
大きな がらんどう(空っぽ) の空間があります。
 
南側の前面道路に開かれたこの空間は、
 
まちと共有する余白です。
 
建物の外観が目に入ったときに、
 
そびえ立つ壁面が街並みを圧迫するのではなく、
 
自然に視線が抜けるような軽やかなものに
 
なるようにと考えました。
 
夜にはがらんどうに明かりが灯って、
 
店名の示すように大きなランプの様相に。
多くの場合、建物の内部に吹抜け空間を
 
つくるときにはなるべく梁などの構造部材を
 
減らして、すっきりシンプルにつくりたいものです。
 
でもこの「Lamp House」では、
 
まるでそこに床や壁や天井をつくるかのように、
 
たくさんの柱や梁が現しになっています。
 
この巨大なジャングルジムの様な構造体によって、
 
300立方メートル近い容積の大空間は
 
親密で明確なスケール感で連続する、
 
あたらしい住空間になります。
この軒下空間は、壁も天井も木製の仕上げ。
 
まるでまだ途中のような、未完成のような
 
不思議な仕上がりになると良いなぁ。
 
複雑な陰影が床や壁に投影される様子を
 
目撃するのも楽しみです。
 
 
 
このたくさんの構造体は住まい手の新たな
 
アイディアもたくさん引き受けてくれる予感が
 
していて、ブランコやハンモックを吊るせたり
 
するのはもちろん、後で簡単に床を増やして
 
居場所をつくったりする楽しみもあります。
リビングには、南面の巨大な開口からの日光が
 
構造体によって少しだけ遮蔽、反射して、
 
柔らかな光となって届きます。
 
 
 
多分、この住まいは時間や季節の移ろいを
 
光や影の状態としてドラマチックに
 
感じられるんだろうなぁと妄想しながら、
 
せっせと図面を描いてます。
 
 
葛西 瑞都
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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LITTLE NOOKの完成写真と、バックグラウンドのこと。(長文です)

LITTLE NOOKの完成写真ができました!

 
今回は写真と併せてこの建物ができるまでの
 
バックグラウンドについて、あと、
 
僕が考えるコミュニケーションについて
 
文字にしてみたいと思います。
LITTLE NOOKの建て主さんご夫婦
 
と初めて出会ったのは、資料を見直してみると
 
なんと2年半前!
 
出会ってから建物が出来るまで
 
2年以上かかるのは当社の場合は
 
特に珍しくありませんが、
 
僕の体感では1年ちょっとくらいに感じるほど
 
あっという間の楽しい時間でした。
実ははじめ、この計画は新築ではありませんでした。
 
この土地からもう少し山の上に上がった場所の、
 
中古のロッジを改修してお店にする予定が、
 
突然その物件の売り主さんの気が変わって
 
売買不可に。
ふりだしの状態から、既存の古い建物が残っていた
 
この敷地に出会いました。
 
元々改修工事の予定だった計画が新築工事に
 
変わったので予算的にも厳しかったけれど、
 
設計を進めて打合せを重ねるたびに
 
新築ならではの自由さや新しいアイディアが
 
生まれてきて、毎回僕も建て主さんもとても
 
楽しみながら考えました。
設計当初から、弘前市の建築部門の担当の方とも
 
打合せを重ねていました。というのも、
 
この敷地がある地域は市街化調整区域といって
 
建築の計画自体に制限が掛かっていて、
 
その建築が許可されている項目の中に
 
「住居と一体となった喫茶店」の項目は
 
ありませんでした。しかも今回はドッグカフェ。
 
前例が無い建築を建てる場合、市ではなく
 
県の建築許可が必要になります。
 
このプロジェクトは建築審査会という会議に
 
かけられて、この地域にとって問題がない
 
建物かどうかを審議されることに。。。
大量の書類や図面とともに、事業計画書も作成して提出。
 
通常の事業計画書といえば、銀行からお金を借りたい
 
事業者がその事業の経営方針をプレゼンしますが、
 
今回の計画書は審査会の方々にドッグカフェとは何かを
 
説明することが重要でした。
 
多分、皆さんはドッグカフェって何?がスタートライン。
2018年の年末年始はこの審査会のために
 
一生懸命でした。
 
窓口役だった市の担当者も
 
付き合っているうちにいつの間にか
 
ノリノリになってくれて、
 
「この書類のこの部分はこう書いたほうが
 
お年寄り受けがいいですよ!多分!
 
といった感じに。
 
そんなこんなで無事、県から建築許可が
 
受理されて、工事が始まったのでした。
僕はいつも、コミュニケーションについて
 
考えています。
 
多分、良い建築をつくることと
 
良いコミュニケーションが生まれていることとは
 
密接に関係していると思います。
初めて建て主さんと出会ってから、
 
建て主さんが本当に望んでいる
 
生活像を見つけ出すこと。
 
 
 
それを建築にする方法を、
 
僕が考えたことについて
 
図面やスケッチや模型で説明すること。
 
 
 
打合せを繰り返して調整していくこと。
 
 
 
今回の様に、市や県の職員さんに
 
プロジェクトの信頼性や魅力について
 
理解してもらうこと。
 
 
 
工事が始まったら、現場の職人さんに
 
実現したいことを伝えること。
 
 
 
現場の近隣の方々に、工事中ご迷惑を
 
お掛けすることをお話しすること。
 
 
 
全てのタイミングで、建て主さんの要望や
 
新しいアイディアにアンテナを張ること。
関わる人達みんなとの間に
 
良いコミュニケーションが生まれると、
 
いつの間にか全員がそのプロジェクトの
 
応援団になってくれる気がしています。
 
 
 
そうやって生まれた建築は、
 
デザインとか、
 
贅沢にお金が掛かっているかとか、
 
そんなこととは無関係に
 
みんなに愛される建築に
 
なっていくんだと思います。
 
 
 
そしてこの小さな喫茶店では、
 
近隣に住んでいる人、
 
県外、外国からの観光客、
 
犬を飼っている人、飼っていない人、
 
様々な人々による
 
様々な新しいコミュニケーションが
 
日々生まれています。。
以上、長々と書いてしまいました。。。
 
ところで皆さん、完成写真のあまりの素敵さに
 
文章どころではなかったのでは
 
ないでしょうか?
 
実は今回、LITTLE NOOK のオーナーさん
 
自らに撮影していただきました!
 
というのも、オーナーさんの前職はカメラマン。
 
自分のお気に入りの建物を、自分の経験を
 
活かして撮影された写真なんです。
 
最後にオマケで、2階の住宅部分のキッチン。
これからLITTLE NOOK は初めての冬を迎えます。
 
薪ストーブにも火が入って、
 
ますますコーヒーとケーキが美味しくなる。。。
 
ぜひみなさん、冬にも、春にも夏にも秋にも
 
足を運んで頂けると嬉しいです!
 
 
葛西 瑞都
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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ワンコと行ってきました!

先月オープンした百沢のドッグカフェ

 
LITTLE NOOK(リトルヌック)に、
 
義実家の愛犬を連れて
 
行ってきました!

テーブル越しにワンコの様子が良くわかる!

コーヒー越しにも良く見える!

僕達がお店に入ってから次々と
 
お客さんが入ってきて、
 
平日なのに満席状態でした! 
 
他にも4匹くらいのワンコが一緒に
 
寛いでいて、初めての飼い主さん同士が
 
おしゃべりしていたりして、
 
新しい自然なコミュニティができているようで、
 
嬉しかったです!
 
オーナーの淹れる自家焙煎のコーヒーや
 
奥さんの作るホットサンドやお菓子は
 
本当に美味しくて、しかもリーズナブル!
 
 
 
これからワンちゃん用のメニューも
 
提供していく予定なので、
 
ワンちゃんを飼っている方、
 
お楽しみに!
 
 
葛西 瑞都
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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生業と地域性について感じたこと。

なんて堅苦しいタイトルでしょうか。。

 

簡単に言うと、生活のための仕事と、

まわりの地域との繋がりのことです。

 
弘前市の岩木山の麓に建つドッグカフェ、
 
LITTLE NOOK (リトルヌック)。
 
今月の18日にオープンして、

早くも風景に馴染みつつあります。
 
今のところ、大体半分くらいのお客さんが

ワンコ連れ。
僕は何度か、時間を見つけてはお客を装って
 
一人で佇んでいるのですが(笑)、
 
たった数日間でもこの小さなお店には
 
様々なお客さんが訪れました。
 
 
 
関西地方からの旅行中に立ち寄ってくれて、
 
マスターとのおしゃべりが
 
止まらなかったご夫婦や、
 
一人でふらっと立ち寄って
 
「今度ウチの犬を連れてきます!」
 
と話していた女性の方。

井戸端会議に花を咲かせるおば様たち。
 
多分どこかでドッグカフェなんかを
 
営んでいて、アドバイスのお話を
 
してくれた老夫婦。
 
近々、車で五分位の所で古民家を
 
改築してカフェを始める方が
 
ごあいさつにいらしたり、
 
中には定休日の木曜に来店して
 
しまったけれど、すぐ提供できる
 
メニューでお迎えしたお客さんも
 
あったみたいです。
僕がすごいなぁ!と思ったのは、
 
そんな様々なお客さんを満遍なく
 
もてなしてしまうマスターご夫婦。
 
一人で静かに寛いでいるお客さんでも、
 
お話好きで盛り上がりたいお客さんでも、
 
その人が居心地が良い距離感で接してくれる。
このお店の営み方は、
 
たくさんの人に来てもらって
 
たくさんお金を使ってもらう形では
 
ありません。
 
だけど自然に、人がたくさん集まって
 
しまうような魅力があるように
 
思ってしまいます。
 
 
 
マスターご夫婦のお人柄と、
 
少しだけど建築の良さが
 
合わさったこの生業は、
 
粘土の様に柔らかくこの地域に
 
馴染んでいくんだろうな~、と感じました。
 
そしてそんな営みは、地域にとって永く
 
愛されるんじゃないかな~とも
 
感じました。。。
 
以上、僕が大好きな夕方の様子を添えて。
 
「生業と地域性について感じたこと」でした!
 
 
 
– 追記 –
 
僕がお店を訪ねた際に、偶然にも
 
弘前経済新聞さんがお店を取材中でした。
 
記事の中でマスターご夫婦や
 
飼い犬のシェパード、ウィショー君の写真が
 
掲載されておりますので、
 
下記URLでぜひご一読下さい!
 
 
 
 
葛西 瑞都
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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「在府町の家」 内と外を等価につくる。

これから始まるプロジェクトのひとつに

 
「在府町の家」という弘前市の市街地に建つ
 
住宅があります。
 
この住宅は不思議なことに、
 
家の中に外があって、それが内より大きい住まいです。
 
なんだか謎々みたいですが、そんな住宅です。
↑空から見下ろすとこんな感じになっていて、
 
上の1/3位が2階建ての内部空間。
この住宅の入口は建物の右下の角にあって、
 
一枚目の扉を開けると前室という、公私を
 
切り替えるための部屋があります。
 
次の扉が鍵付きの玄関扉。
 
その扉を開けると大きな広場が
 
広がっています。この外部空間はもう
 
家の内側。
 
ふつうは玄関扉は屋内と屋外の境界に
 
設けられていますが、この住宅では
 
そもそも家の入口ってどこからだろう?
 
ということについて考えました。
 
 
 
きっかけはこの建て主さんのライフスタイル。
 
プランの時のヒアリングで、ボルダリングとか
 
スキーとかロードバイクとかスラックラインという
 
綱渡りの様なスポーツとか、外で遊ぶことが
 
大好きだということをお話されました。
 
また、それらの道具のメンテナンスや、
 
保管するスペースも必要だということ。
 
僕の頭の中は、家の中のつくり方より
 
外のつくり方でいっぱいになって、
 
思い切って内部より外部の方が大きいお家を
 
ご提案しました。
中庭というよりは、広場。
 
家の中の広場で、
 
自転車いじりもボルダリングもスキーも
 
スラックラインも、新しく始めるどんなことでも
 
やっちゃおう!
 
夏にはテントを張って思いっきりバーベキューをして、
 
冬には雪山をつくってかまくらで遊べる。
 
物干しも子供達の遊びも庭づくりも、なんでもできる。
 
前室や外部収納の上部の屋根には、ウッドデッキを 
 
敷いて、さらに居場所を大きく!
 
ポイントは、鍵付きの玄関扉が広場より手前にあること。
 
人目を気にせず部屋着のまま使い倒せる
 
「我が家の広場」をつくってみたいと思いました。
 
将来小さな離れをつくるのもいいなぁ・・・。
 
子供の友達が集まって、外で思い切り遊んでくれると
 
嬉しいなぁ。。と妄想しきり。
 
 
建物と庭は通常庭が付随する主従関係が
 
ありますが、この住宅では内と外が同じ位の
 
重要度で設計されています。
 
(むしろ外の方が重要気味かも?)
これから工事が始まって、植栽なんかの外構までで
 
来年の春完成。
 
 
 
これからが楽しみです! 
 
 
葛西 瑞都
 
 
 
 
 
 

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ご招待状について。

本日、当社のOBさんや現在ご相談中の方々に
 
弘前市百沢のドッグカフェ「LITLE NOOK」の
 
ご招待状を送らせて頂きました。
 
小さなお店なのでオープン直後はなにかと
 
サービスが行き届かないこともあるかもしれませんが、
 
暖かく見守って頂けると嬉しいです。
 
もちろんワンちゃんを連れていない方でも
 
お気軽にいらして下さいね!
 
 
 
またこのブログを読んでいただいた方で
 
ご希望があれば、10月いっぱいまでの
 
コーヒー無料券付きの招待状をお送りしますので、
 
当社ホームページからご連絡下さい。
 
そしてできれば!
 
無料券以外のメニューもお楽しみ頂けると
 
最高に嬉しいです。
 
できればですけど。。
 
お願いします。。。
 
 
葛西 瑞都
 
 
 
 
 
 

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LITTLE NOOK のテーブルとベンチ

岩木山の麓のドッグカフェ LITTLENOOKの

 
客席スペースに置かれるテーブルとベンチが
 
出来上がってきたのでご紹介します!
 
まずはテーブルから。
 
鉄と木とガラスのシンプルなテーブルです。
 
天板越しに愛犬が食事をする様子を
 
眺めるために天板をガラスにして、
 
直接手に触れる縁の部分は
 
手触りの良い木製にして、
 
それらを支える脚部は部材寸法を細く抑えられる
 
鉄製にしています。

↑以前ご紹介した模型とほとんど同じデザインですね。

天板に使用しているガラスは高透過ガラスを
 
採用しているので、5mmの厚さでも
 
フロートガラス特有の緑色っぽさがなく、
 
ほとんど無色透明。
 
反射が無ければ存在がわからない位で、
 
ワンちゃんの様子が良く見えそうです!
 
後は揺れを抑えるささやかな補強をして
 
完成です!
 
 
 
 
さてさて、次はテーブル用のベンチです。
 
いつもの通り、弘前市内の松山建具店へ。
 
ちょうど組み上がったタイミングで
 
突撃訪問してきました。
LITTLE NOOKでは他の地域から訪れる方々も
 
対象にしているので、一連の体験の中に
 
地域性が感じられるのは魅力的だと思います。
 
建て主さんの要望で、リンゴ箱を使ったベンチを
 
製作することにしました!
 
 
 
このベンチを考える上でのポイントは、
 
・リンゴ箱を横向きに使って荷物を置けるようにすること。
 
・ベンチとして使えるよう補強すること。
 
・リンゴ箱としての見た目や質感を残すこと。
 
でした。
 
そこで、箱の外側には一切手を加えず、内側から
 
補強することにしました。

↑座面もそのまま、

↑背面もそのままです。
 
手触りを良くするためにヤスリを掛けて塗装して、
 
足元を10cm底上げして完成!
 
 
見た目に軽くて見通しの良いガラスのテーブルと、
 
テーブルの下にワンちゃんの個室をつくる様な
 
ボテッとしたベンチ。
 
早く並べた様子が見たいです!
 
 
葛西 瑞都
 
 
 
 
 
 

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