内部空間が減るので空調負荷も減少。
家族だけの外部空間がいきなり出現するわけです。
これはほんのアイデアのひとかけらみたいなものですが、
これが専用住宅だけではなく、
例えば空室の多いアパートなんかの場合は住人同士が
共有できる庭や菜園をつくって建物自体に付加価値を生んだり、
商業ビルなんかは2,3枚床を抜いて壁も取り払うことで、
街から直接アクセスできるようなアクティビティをつくったりできます。
今までの建物を、これからの人数に合わせて引き算していく。
そこを上手く楽しくデザインできれば、「少子化」とか「空き家」とか
一見ネガティブに感じるいまの状況も、なんだかワクワクする
可能性が感じられてくると思うのです。
葛西 瑞都