小さな展示スペース、小さな家の中の小さな家。

今まで黒石市で営業していて当社のモデルルーム、

雑貨店などが入っていた「afture」ですが、小さな

展示スペース・お客様と打合せができるスペースとして

弘前市の早稲田に移転することになりました。

(建物名称は未定です)

もともと小さなレストランとして使われていた建物なのですが

現在はからっぽの状態なので、どういう使い方、ゾーニングを

していくか検討中です。ということで、その小さな展示スペースに

ついて考えていることをご紹介します。

大きく分けて写真の左半分が展示スペース。

過去、もしくは進行中の建物の模型や写真、図面などを

展示します。(かわいい雑貨も。)

左側の壁に入り口のドアがあって、中に入ると

お家の形をした大きな家具があります。

その家具にはくり貫かれたようなくぼみが

たくさんあって、まるで外から家の中を覗き込む

ように作品を眺めたり、触ったりできます。

この大きな家具はキャスターで自由に動かせる

ようになっていて、配置によって様々な雰囲気の

空間になります。

並べ方のバリエーションは本当に

様々なパターンがあって、何気なく模型を

触っているだけで作品の見え方や眺める人の

動線など色々な発見がありました。

まるで自分が巨人になった様に、お家の中の

さらに小さなお家を覗き込みます。

積み木をするような手軽さで模様替えができる、

楽しみながら使っていける展示スペースに

なればいいなぁ、と考えています。

ちなみにオープンは2~3月の予定ですので、

その時はぜひお気軽にいらして下さい。

葛西 瑞都

 

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新作のカレンダー

今年は、来年分のカレンダーを新調しました。

毎年だいたい300部くらいお客様に配って

いますが、そのうちの200部を新しいものに。。。

( 今までのものは七福神の絵が入ったデザインで、

お客様によっては毎年七福神を楽しみに

してくれる人もいらっしゃいましたので。)

今まで手掛けた建物の写真を掲載していて、

2ヶ月に1回めくるようにしています。

1~2月は「常盤の家」

3~4月は「北園の家」

5~6月は「若松の家」

7~8月は「茂森新町の家」

9~10月は「西豊田の家」

11~12月は「泉野の家」。

どの住宅を何月にするか?は兄と一緒に、

「1~2月は○○の家っぽいな」と雰囲気で

決めていきました。

来年分はもう全て配り終わってしまいましたが、

嬉しいことに中々のご好評でした。

皆様、来年もムツホームとムツブログを

宜しくお願い致します。。。

葛西 瑞都

 

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「カットボックス954」の雑誌写真撮影

雪がちらつく天候の中、「住んでみたい青森の住宅」に

掲載するための写真撮影を行いました。

床がそのまま外に繋がっていくような、

実際以上の広がりを感じられる空間を

写真を通して伝えたいと思っていました。

外に置かれる物や、降り積もった雪、大粒の雨や

太陽の光がインテリアをつくっていくようなイメージ。

なので内部の仕上げは外のコンクリートに近い素材を

選んで、内外が混ざり合うような空間を目指しました。

散髪しに来たお客さんは鏡越しにこのテラスを

眺めることができます。

微妙な角度や明るさの調整を何度も繰り返して、

なんとか無事に撮影が終了しました。

(写真屋さんにとっては、注文の多い設計者で

大変だったと思います。)

写真が仕上がったらすぐにホームページで

紹介しますので、お楽しみに。。。

葛西 瑞都

 

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CUTBOX 954

現在弘前市で工事が進んでいる

「カットボックス954」の写真です。

外部工事で残すはアスファルト舗装と

テラス部分の土間のみ。土間テラスになると↓

こういう感じになります。

左に見える幅の広い窓から見ると、このテラスが

内部空間の続きのように感じられます。

テラスの突き当たりのところに雪だるまがちょこんと

並んでたりしたら、それだけでこのお店が好きに

なってしまいそうですよね。

普通「店舗」と聞くとインテリアをどうするか?

と考えますが、「カットボックス954」では

このテラスのおかげでとても豊かな店舗空間を

つくれたと思っています。

オープンハウスの日程が決まりましたので、ぜひ

遊びに来て下さい。

12月 3日(土) ~ 4日(日)  10:00~17:00

ちなみにお店のオープンは12月8日(木)を

予定しております。

 

ムツホーム 葛西 瑞都

 

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外側に居場所をつくる

弘前市で進行中の理容室「カットボックス954」です。

 

この建物では、できるだけ建築のボリュームを

小さく抑えて敷地に余白を残し、その余白を

少し囲い取るように壁を建てています。

この壁によってできる路地の様なスペースが

一番重要なコンセプトで、室内の空間が

そのまま続いているような広がり を感じることが

できます。

↓最後に土間床になります。

最初にこの空間を建て主のIさんに提案したときには、

実は少し勇気が必要でした。。。

なぜならわざわざ建物を少し小さくして、建物と

直接関係のない外部の空間にお金を掛ける事に

なるからです。もしかしたら、「こんな塀はいらないから

建物を少しでも大きくしたい!」と言われることも覚悟

していましたが、建て主のIさんにはとても気に入って

もらえました。

最初にこの空間を建て主のIさんに提案したときには、

実は少し勇気が必要でした。。。

なぜならわざわざ建物を少し小さくして、建物と

直接関係のない外部の空間にお金を掛ける事に

なるからです。もしかしたら、「こんな塀はいらないから

建物を少しでも大きくしたい!」と言われることも覚悟

していましたが、建て主のIさんにはとても気に入って

もらえました。

お客さんのアプローチになったり、ご主人の

バイクを置いたり、奥様が植栽を飾ったり。

夏にはここでバーベキュー、冬には雪だるま。

たくさんの人に愛着を持たれるような路地に

なれば最高です。

葛西 瑞都

 

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現在建築中の「若松の家」の外観です。

目の前は車通りの多い道路なので、外観からは

ちょっと内部がわからないような窓の配置。

建物自体は結構大きいけれど、屋根の先端を

できるだけ下げたことで重心がとても低いです。

このイエ型のボリュームには、

ガレージと玄関アプローチのスペースが

トンネルのように刳り貫かれています。

↑天井が高くて、細長い空間。

↑天井の低い、幅広な空間。

完成までもう少しです。。。

9/23,24,25の三連休に、この「若松の家」の

オープンハウスを開催します。

どうぞお気軽にお越し下さい。

葛西 瑞都

 

 

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小さな集落

仕事机の上に、小さな観葉植物があります。

鉢の足元には小さな集落が。。。

100円で手に入れた緑の木板を芝生の地面に

見立てて、雑貨屋さんで買った木製の小さな

お家を並べています。敷地の境界線も無いし

道路も無いので、とても自由。

仕事の合間に眺めては、

住人の暮らしを妄想しています。

ムツホーム 葛西 瑞都

 

 

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屋根がつくる外観

現場が進行中の「若松の家」は、

大きな切妻屋根をもつ住宅です。

 

三角屋根の良いところは、四角い建物に比べて

圧迫感が少ないことだと考えていて、道を歩く人の

空を狭めないかたちをつくれる事だと思います。

今回の「若松の家」では軒先(屋根の先端)を

できる限り低く抑えているので、真横から見ると

半分以上が屋根。

そのおかげで道行く人の視線が、屋根を伝って

そのまま空へ抜けていくかたちになっています。

建物自体は大きいのですが、低く下げられた

屋根によってちょっと建物の大きさが

わからないような、面白いスケール感です。

 

葛西 瑞都

 
 

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